「奈未……」
「ん?」

唇を離して私の耳元にきた春樹の唇。

「愛してる……」

溶ろけるような甘い声で囁かれて私の頭はぐるぐる。

「奈未は?」
「バスケ王子のこと……私も愛してる」

そういうと春樹は嫌そうに笑って

「バスケ王子とか言うな」

と言って再び私の唇を奪った。

私はいつまで経ってもバスケ王子に恋をするのでした……。

end