すると奈未は俺の横に来てスッと座った。
「大丈夫?」
心配そうな声が俺を癒やしてくれる。
「あぁ……」
そういうと俺にニコッと微笑むとその顔は一気に険しくなり竜基さんに向けられた。
「お兄ちゃん……」
その声は怒りが混じっているように聞こえる。
「あ?」
「……ふざけないで……」
奈未は俺の横から立ち上がり竜基さんの目の前に現れた。
「何がふざけるなって?」
「どうしてこんなことするの?いくらお兄ちゃんでも許せない」
「許せないって……バカだな奈未わ……俺は奈未の為にやってんだよ」
バカにしながら笑って奈未に挑発的な態度を示す竜基さん。
「こんなこと……全然私の為なんかじゃないよ!!」
「何でだよ?俺は試練を与えてんだ……奈未に相応しいかどうか……こんな試練も乗り越えれない奴なんか奈未を守れない」
やっぱり俺の思っていたことはあっていた。
「だからって!!今春樹は怪我してるの!!見てわかんないの!?」
「だからなんだよ?怪我してるからそれを無視して奈未を預けるってか?そんなの無理だろ」
「でも昨日言ったじゃない!!春樹は今怪我してるからバスケなんてまともに出来ないって!!」
「でも俺は帰ってくるのが少ないんだ。俺が帰ってくる間に何かあったらどうすんだよ?そういうのも考えろ」
「そんなこと春樹はしない!!そんなこと絶対しないから!!」
「どうだろうな……こんなバスケに中途半端な奴」
すると奈未は大きく手を上げた。
ーパーンッ!!
体育館に痛々しい音が響き渡る。
「……ってーな……」
竜基さんは右手で頬を押さえて奈未を上から見下ろしている。
「……てー……」
「あ?」
「最低!!お兄ちゃんがこんな酷い人だと思わなかった!!」
そう言った奈未の目には涙が溜まっていた。
「わかんないの!?怪我してもいままでバスケやってたじゃない!!足引きずりながらも一生懸命ボール追ってるじゃない!!それなのにお兄ちゃんは春樹を中途半端だって言うの!?」
……奈未……。
「春樹は……怪我してもこんなに上手いの……それだけたくさん努力してるの!!知ってる?春樹毎日公園で練習してるんだよ?そこでお兄ちゃんにあってリストバンド貰っていまでも大切に使ってるんだよ?お兄ちゃんのことも尊敬してるの……バスケのこと話す時だって目キラキラさせて話すんだよ?もしかしたらお兄ちゃんよりバスケ好きかもしれない」
「……」
「春樹の夢はプロになってバスケの楽しさを観客に伝えるんだって……そんな人の足を……今ここでお兄ちゃんが壊していいの?……春樹はお兄ちゃんが思ってるよりちゃんとしてる……ちゃんと意志を持ってるよ……!!私……だからそんな春樹のこと好きになったんだよ?」
「……でもそれは「まだ言い訳するの?春樹は私をいつも見ててくれるよ?だから信じてよ……」
奈未はその場で声を上げて泣いている。
……俺どんなけ奈未に心配させてんだよ……。
ダメだな……。
「竜基さん」
俺は竜基さんを呼ぶ。
「あ?」
「……俺足治ったらもう一度竜基さんと戦わせて下さい」
竜基さんは目を丸めて俺を見ている。
「本気な俺を……ちゃんと見てください……今度は奈未の……兄として」
「え……?」
その言葉で振り返ったのは奈未。
「奈未ごめんな?心配かけて……俺まず足完治させるから」
「……本当?」
俺に近づいてくる奈未。
「あぁ……バスケもハードにはしない。体は鍛えるけど」
「……うん!!」
俺はクシャッと笑った奈未の頭を優しく撫でた。
「大丈夫?」
心配そうな声が俺を癒やしてくれる。
「あぁ……」
そういうと俺にニコッと微笑むとその顔は一気に険しくなり竜基さんに向けられた。
「お兄ちゃん……」
その声は怒りが混じっているように聞こえる。
「あ?」
「……ふざけないで……」
奈未は俺の横から立ち上がり竜基さんの目の前に現れた。
「何がふざけるなって?」
「どうしてこんなことするの?いくらお兄ちゃんでも許せない」
「許せないって……バカだな奈未わ……俺は奈未の為にやってんだよ」
バカにしながら笑って奈未に挑発的な態度を示す竜基さん。
「こんなこと……全然私の為なんかじゃないよ!!」
「何でだよ?俺は試練を与えてんだ……奈未に相応しいかどうか……こんな試練も乗り越えれない奴なんか奈未を守れない」
やっぱり俺の思っていたことはあっていた。
「だからって!!今春樹は怪我してるの!!見てわかんないの!?」
「だからなんだよ?怪我してるからそれを無視して奈未を預けるってか?そんなの無理だろ」
「でも昨日言ったじゃない!!春樹は今怪我してるからバスケなんてまともに出来ないって!!」
「でも俺は帰ってくるのが少ないんだ。俺が帰ってくる間に何かあったらどうすんだよ?そういうのも考えろ」
「そんなこと春樹はしない!!そんなこと絶対しないから!!」
「どうだろうな……こんなバスケに中途半端な奴」
すると奈未は大きく手を上げた。
ーパーンッ!!
体育館に痛々しい音が響き渡る。
「……ってーな……」
竜基さんは右手で頬を押さえて奈未を上から見下ろしている。
「……てー……」
「あ?」
「最低!!お兄ちゃんがこんな酷い人だと思わなかった!!」
そう言った奈未の目には涙が溜まっていた。
「わかんないの!?怪我してもいままでバスケやってたじゃない!!足引きずりながらも一生懸命ボール追ってるじゃない!!それなのにお兄ちゃんは春樹を中途半端だって言うの!?」
……奈未……。
「春樹は……怪我してもこんなに上手いの……それだけたくさん努力してるの!!知ってる?春樹毎日公園で練習してるんだよ?そこでお兄ちゃんにあってリストバンド貰っていまでも大切に使ってるんだよ?お兄ちゃんのことも尊敬してるの……バスケのこと話す時だって目キラキラさせて話すんだよ?もしかしたらお兄ちゃんよりバスケ好きかもしれない」
「……」
「春樹の夢はプロになってバスケの楽しさを観客に伝えるんだって……そんな人の足を……今ここでお兄ちゃんが壊していいの?……春樹はお兄ちゃんが思ってるよりちゃんとしてる……ちゃんと意志を持ってるよ……!!私……だからそんな春樹のこと好きになったんだよ?」
「……でもそれは「まだ言い訳するの?春樹は私をいつも見ててくれるよ?だから信じてよ……」
奈未はその場で声を上げて泣いている。
……俺どんなけ奈未に心配させてんだよ……。
ダメだな……。
「竜基さん」
俺は竜基さんを呼ぶ。
「あ?」
「……俺足治ったらもう一度竜基さんと戦わせて下さい」
竜基さんは目を丸めて俺を見ている。
「本気な俺を……ちゃんと見てください……今度は奈未の……兄として」
「え……?」
その言葉で振り返ったのは奈未。
「奈未ごめんな?心配かけて……俺まず足完治させるから」
「……本当?」
俺に近づいてくる奈未。
「あぁ……バスケもハードにはしない。体は鍛えるけど」
「……うん!!」
俺はクシャッと笑った奈未の頭を優しく撫でた。

![[完]Dear…~愛のうた~](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.787/img/book/genre1.png)