「キャー!!春樹くんかっこいい!!」
「本当!!でも海斗くんも最高!!」
「えー?日向くんでしょ!?日向くーん!!」
はぁ……さっきからこれ……
「あいつらいつも以上にうるせーな……」
迷惑そうな顔をして上の女子達を睨みつける咲羅。
そう……今日は体育館の開放日。
なのになぜかバスケ部は部活があって……たくさん上の階には女の子達が来ている。
3年生の試合は惜しくも準優勝で終わり3年生は部活を引退した。
で、レギュラーはほとんど2年生。
……なんだけど春樹と海斗は変わらずレギュラーで日向くんも今まではベンチだったけどレギュラーとして1軍にいる。
今日は学年別の校内試合。
各学年ごとの1軍と2軍、3軍を混ぜて3チームでリーグ戦を行うというもの。
もちろん1年生で1軍なのはあの3人しかいないから3人が各チームのエース的存在で目立っている。
……それを見てあの女子達は騒いでいるのだ。
「はぁ……」
隣で弱々しくため息をつく夏恋。
「夏恋どうした……の?」
振り返ってた時にはもう夏恋の目には涙が溜まっていた。
「夏恋!?大丈夫!?」
「あ?どした?」
夏恋の隣にいた咲羅も夏恋の異変に気づき心配そうに夏恋の頭を撫でる。
「どうしよぅ……」
「何がどうしたの?」
「私……自信なくなってきたよぅ……」
そういって咲羅に体を預けてしくしくと泣く。
「私……なんかが……日向の彼女でいいのかな……」
弱々しく話す夏恋はまるで捨てられた子犬みたいで見ているこっちも不安になってきた……。
「絶対私よりあの子達のほうがかわいいし日向のこと見てるよぅ……」
「そんなことねーから……な?」
そういって夏恋を優しく抱きしめる咲羅。
でも……
「春樹も……私でいいのかな……」
自然とそんな言葉が口から出てしまう。
「は!?奈未もかよ!?おいおいどうしたんだよ二人共……」
「だって……」
春樹はバスケ上手くて勉強も出来てすっごい美少年なのに……私はただのバカでデブでチビだし……特技なんて何もないもん……。
こんな私じゃ……ダメだよ……。
「おい……そんな顔であいつらに会うのかよ……二人共目が死んでるぞ……夏恋はぐちゃぐちゃになってるし……」
「もう無理ー」
さっきより咲羅を強く抱きしめる夏恋。
私はまだ泣いていないからいいけど……夏恋はもうぼろぼろだ……。
もうちょっとできっと休憩入っちゃうよ……。
私達の心とは反対に大きくなっていく歓声。
それがまた私達を不安にさせる。
そんな時春樹が通り魔に刺された夢を思い出してしまって私の目から一筋の雫が落ちて行った。
その時……
「ピーッ!!」
甲高いホイッスルが体育館中に鳴り響いた。
「休憩!!5分後に1と3が試合をやる!!」
小島先生の低い声でみんなこっちにくる。
……本当に運が悪い……。
夏恋はまだ涙が止まらなそうだし……私には涙の後がきっと残ってるし……
どうしよう……でも……仕事はしなきゃダメだよね?
そう思って立ち上がろうとすると……
「奈未ちゃんと夏恋ちゃんは後ろ向いて座ってていいよ?」
芯のある綺麗で高い声のマネージャーの先輩が私の行動を止めた。
「え……?」
「泣いてるところ彼氏さんには見られたくないでしょ?いいわよ座ってて」
ニコッと笑って立ち上がる先輩。
「でも……」
「いいわよ?私も彼氏いるからわかるけど、泣き顔見られるのが一番嫌よね……だからいいわよ?奈未ちゃんはあんまり泣いてない様子だから……夏恋ちゃんの涙を隠してあげて?ほら、咲羅ちゃんは行くわよ?」
「はーい」
そういって咲羅と先輩は行ってしまった。
先輩……ありがとうございます。
そう感謝して私は夏恋を抱きしめて夏恋の首元に顔をうずめて涙を隠した。
どうか……春樹と日向くんには見つかりませんように……。
「本当!!でも海斗くんも最高!!」
「えー?日向くんでしょ!?日向くーん!!」
はぁ……さっきからこれ……
「あいつらいつも以上にうるせーな……」
迷惑そうな顔をして上の女子達を睨みつける咲羅。
そう……今日は体育館の開放日。
なのになぜかバスケ部は部活があって……たくさん上の階には女の子達が来ている。
3年生の試合は惜しくも準優勝で終わり3年生は部活を引退した。
で、レギュラーはほとんど2年生。
……なんだけど春樹と海斗は変わらずレギュラーで日向くんも今まではベンチだったけどレギュラーとして1軍にいる。
今日は学年別の校内試合。
各学年ごとの1軍と2軍、3軍を混ぜて3チームでリーグ戦を行うというもの。
もちろん1年生で1軍なのはあの3人しかいないから3人が各チームのエース的存在で目立っている。
……それを見てあの女子達は騒いでいるのだ。
「はぁ……」
隣で弱々しくため息をつく夏恋。
「夏恋どうした……の?」
振り返ってた時にはもう夏恋の目には涙が溜まっていた。
「夏恋!?大丈夫!?」
「あ?どした?」
夏恋の隣にいた咲羅も夏恋の異変に気づき心配そうに夏恋の頭を撫でる。
「どうしよぅ……」
「何がどうしたの?」
「私……自信なくなってきたよぅ……」
そういって咲羅に体を預けてしくしくと泣く。
「私……なんかが……日向の彼女でいいのかな……」
弱々しく話す夏恋はまるで捨てられた子犬みたいで見ているこっちも不安になってきた……。
「絶対私よりあの子達のほうがかわいいし日向のこと見てるよぅ……」
「そんなことねーから……な?」
そういって夏恋を優しく抱きしめる咲羅。
でも……
「春樹も……私でいいのかな……」
自然とそんな言葉が口から出てしまう。
「は!?奈未もかよ!?おいおいどうしたんだよ二人共……」
「だって……」
春樹はバスケ上手くて勉強も出来てすっごい美少年なのに……私はただのバカでデブでチビだし……特技なんて何もないもん……。
こんな私じゃ……ダメだよ……。
「おい……そんな顔であいつらに会うのかよ……二人共目が死んでるぞ……夏恋はぐちゃぐちゃになってるし……」
「もう無理ー」
さっきより咲羅を強く抱きしめる夏恋。
私はまだ泣いていないからいいけど……夏恋はもうぼろぼろだ……。
もうちょっとできっと休憩入っちゃうよ……。
私達の心とは反対に大きくなっていく歓声。
それがまた私達を不安にさせる。
そんな時春樹が通り魔に刺された夢を思い出してしまって私の目から一筋の雫が落ちて行った。
その時……
「ピーッ!!」
甲高いホイッスルが体育館中に鳴り響いた。
「休憩!!5分後に1と3が試合をやる!!」
小島先生の低い声でみんなこっちにくる。
……本当に運が悪い……。
夏恋はまだ涙が止まらなそうだし……私には涙の後がきっと残ってるし……
どうしよう……でも……仕事はしなきゃダメだよね?
そう思って立ち上がろうとすると……
「奈未ちゃんと夏恋ちゃんは後ろ向いて座ってていいよ?」
芯のある綺麗で高い声のマネージャーの先輩が私の行動を止めた。
「え……?」
「泣いてるところ彼氏さんには見られたくないでしょ?いいわよ座ってて」
ニコッと笑って立ち上がる先輩。
「でも……」
「いいわよ?私も彼氏いるからわかるけど、泣き顔見られるのが一番嫌よね……だからいいわよ?奈未ちゃんはあんまり泣いてない様子だから……夏恋ちゃんの涙を隠してあげて?ほら、咲羅ちゃんは行くわよ?」
「はーい」
そういって咲羅と先輩は行ってしまった。
先輩……ありがとうございます。
そう感謝して私は夏恋を抱きしめて夏恋の首元に顔をうずめて涙を隠した。
どうか……春樹と日向くんには見つかりませんように……。

![[完]Dear…~愛のうた~](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.797/img/book/genre1.png)