「早すぎたか……?」
待ち合わせの時間は10時。
今は9時40分。
ちょっとくらいだし……。
ま、いっか。
そう思って俺は駅前のベンチに座った。
「春樹ー!!」
座ってすぐにどこから俺の名前が聞こえた。
きっと奈未なんだろうけど……人が多過ぎてどこにいるのかわからない。
「春樹ー!!ここだよー!!」
……どこだ……?
「ここだってば!!」
凄く近くで俺の好きな声が聞こえた。
……え……?
もしかして……?
振り返ると反対側のベンチにちょこんと乗っている奈未がいた。
「奈未!!こんなとこにいたのかよ!!」
「そーだよ?ってか春樹私ずっとここに座ってたのに気付かないんだもん!!」
今日の奈未はいつもと全然雰囲気が違って後ろ姿だけじゃわかんねーよ……。
「ごめん……つか、奈未いつからいたんだよ?」
「んー……5分位前。春樹を驚かせたかったの」
驚かせたからかご機嫌になってニコニコ笑っている奈未。
「じゃ、行くか」
「うん!!」
俺達はガヤガヤした駅前を歩き始めた。
待ち合わせの時間は10時。
今は9時40分。
ちょっとくらいだし……。
ま、いっか。
そう思って俺は駅前のベンチに座った。
「春樹ー!!」
座ってすぐにどこから俺の名前が聞こえた。
きっと奈未なんだろうけど……人が多過ぎてどこにいるのかわからない。
「春樹ー!!ここだよー!!」
……どこだ……?
「ここだってば!!」
凄く近くで俺の好きな声が聞こえた。
……え……?
もしかして……?
振り返ると反対側のベンチにちょこんと乗っている奈未がいた。
「奈未!!こんなとこにいたのかよ!!」
「そーだよ?ってか春樹私ずっとここに座ってたのに気付かないんだもん!!」
今日の奈未はいつもと全然雰囲気が違って後ろ姿だけじゃわかんねーよ……。
「ごめん……つか、奈未いつからいたんだよ?」
「んー……5分位前。春樹を驚かせたかったの」
驚かせたからかご機嫌になってニコニコ笑っている奈未。
「じゃ、行くか」
「うん!!」
俺達はガヤガヤした駅前を歩き始めた。