[完]バスケ王子に恋をして。

「痛っ!!」

帰り道の途中奈未が草の葉で足首を切った。

「大丈夫か?」
「…うん……大丈夫だけど……めっちゃ血が出てる…」

足元を見ると血が地面までついている。

「とりあえず止血したほうがよくね?」
「あ、私ハンカチ持ってるよ?…はい」

そういって夏恋ちゃんは鞄からハンカチを取り出し奈未に渡した。

「ありがと……ったー…」

ハンカチで傷口を押さえると痛そうに険しい顔をする。

「これじゃ歩けねーな……」

ボリボリと頭をかく咲羅。

「ごめん……」
「大丈夫だよ?…謝らないで?」
「……うん……」

でもやっぱり申し訳なさそうにする奈未。

「乗れよ」

俺は奈未の前でしゃがむ。

「…え……?」
「だから乗れって」
「でも……」
「ったく……グチグチうるせーな……」
「キャー!!」

奈未をお姫様抱っこする。