「春樹、かき氷いるか?」

俺らは今咲羅と二人で海の家にいる。

「ああ」
「何味?」
「メロン」
「わかった、どっか座ってろ」

咲羅は店員の元に走って行った。


「ほらよ」

咲羅が帰って来て俺にかき氷を渡す。

「サンキュー」

咲羅からかき氷をもらってかき混ぜた。

「なんでかき混ぜるんだよ……」

咲羅が嫌そうな顔でかき氷を見る。