『ライには、わからないわよ?!わたしが、どれだけ、海鈴様に尽くしたと思っているの!!わたしが、ずっと、ずっと…海鈴様しか見ていなかったのに!どうして、私じゃないのよっ』



地面に倒れ泣き崩れる姿にライは近付く。


『さわるな!くるな!』


『…ルーテル様…』



その姿をライはただ、切なそうに見つめていた…