「まったく」 あの彼が何をしたいのか、よく分からない。 たぶん、わたしの事は嫌いなんだろうけど、それならほっといてほしい。 「…はぁっ」 再びため息をはき、胸元のボタンをしめ結んでいた髪の毛をほどき印を隠せば、不自然だがなんとか見えない。 海鈴さんには、見えないようにしなくちゃ。 けど、海鈴さん…眠るときは必ず小さな光を残したままだから、暫くは彼が寝れるまで眠れないな。 そんなことを思い、外の景色を見ようとカーテンを少し開けると月の光が私を照らす。 ・