「……」

「あとは、グレンが消えたこと今までの記を見た海鈴がうまくするだろう」

「…はい」

「私も、少し疲れてしまったよ。当分、声はかけなくていいから」

「当分…と、いいますと」

「そうだな…10年ほど、眠ろう」

シャカにとって10年は人間の一時間ほどだろうか。そのような事を言いだすシャカに男は口答えすることなく「はい」と呟いたのだった。