さっき…謝って、許してはくれたけれど、内心は"ふざけるな、この女"と、彼の性格からしたら、思っているんだろうな…なんて、考え、無意識にため息が零れると それを、見ていたアレスの部下が私に近付き、穏やかな声でいう。 「あの、いのり様?」 「え?あ、はい?」 「あ、いえ。お暇でしたら、人間でも読める書物をお持ちしましょうか?」 無意識のため息を暇だと勘違いしたのだろう。 彼の何気ない気遣いがうれしく、クスリと笑い、彼をみる。 *