*** 「え…それは、どうしてかな?」 その日の夜、私はさっそく、部屋に戻ってきた海鈴さんにそのことを話した。 反応は予測通りで、唖然としながら、私を見つめてくる。 「それは、その」 「僕と、一緒にいたくなくなった?なにか、いのりが不愉快になることをしたかな」 青い瞳が、細められ、切なく揺れる様子に胸が痛むも、それをぐっと抑える。 「してません。そんなこと」 「なら、理由は?」 私に一歩近付き、それを避けるように私も一歩さがる。 ・