「なにやってるのよ、早く行きなさいよ!日が暮れちゃうじゃないの!」


「あ、す、すみません…」


つい、見とれてしまった。

海鈴さんから離れればフェイランさんは呆れたように部屋に戻る。それを見送ると彼の"行こうか"と言う言葉に頷き、夜会がおこなわれる夜会にむかった。