二重人格神様~金と碧の王~



「海鈴さん、やっぱりごめんなさい」

「え?」

「今日は駄目です。いや、夜会が終わるまで、触らないでくたさい!こんな印つけて見世物になんかなりたくありません!だから、しばらく禁止ですから!明後日まで、違う部屋にねます!」

「いまさらじゃない?それに、強く吸ったから、明後日には消えないよ。なら、諦めたほうがいいよ」


「そう言う問題じゃありません!とにかく、だめです!」


そう言い、勢いよく部屋から飛び出し、部屋には海鈴さん1人が取り残され乱暴にしまった扉を眺め笑みをこぼす。


「全く、可愛い子だな。そう、思うだろ?グレン」


胸を抑え呟く言葉は、かえって来る返事もなく消えた。