「あ、そうだ!待ってください。その前に聞きたいことが」
身体をはなし、私を見下ろす彼を見上げた。誘っておいて、待ってなどと言われ少し不満そうに"なに?"と、彼が言った。
「大したことではないんですけど、その夜会っていつですか?」
夜会の話をしていたのに、すっかりこんな展開になってしまって聞いていなかった。心の準備もあるし、海鈴さんの花嫁として行くのなら、無駄な抵抗でも少し痩せてから行きたい。
みんな、絶対に綺麗だから、恥をかかせたくないし。
「あぁ、なんだ。聞いてないんだ」
「はい。海鈴さんから直接聞こうかなって」
「そう。実は明後日なんだ」
「なるほど、明後日……って、明後日!?」
ガバッと海鈴さんを突き飛ばしベッドから起き上がる。
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