「…んんっ」
やだ、気持ち悪いっ
いくら身体は同じだと言われても海鈴さんと彼は別人
だから、こんな彼とはキスなんかしたくないし、触られたくないっ
「や…っ…め…て!」
力いっぱい顔を動かし彼のキスから逃げると気にくわないのだろう
少しイラッとしたように眉間にシワを寄せギュウと手首をつかむ手に力をいれる
「イヤだって?お前、俺のこと好きなんだろう?そう言っただろう?なら、いいじゃねぇか」
「な、なんでそれを…」
「なんで?あぁ、それはアイツの意識を通して俺もみて、感じてるんだよ」
「…!?」
「言ったよな?好きって」
「い…」
確かに、言った。けど!
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