何故かは、きっと、この間、助けてくれたことを覚えているから。だから、"ごめんなさい"そう、再び謝り彼に近よりは散らばった資料を拾うとグレンさんは手を止め私を睨む。
「どういう、つもりだよ」
「え?」
「触るなよ。お前に助けてもらう義理はない」
「…でも」
「二回も言わせるな。消えろ、不愉快だ」
泣きたくなるような冷たい言葉。
そう、かも、しれないけれど…
「私のせいですから、だから、拾います」
言葉を無視して拾い続ける。
「やめろ」
「いや、です」
「やめろって」
「…やめません」
「やめろ!」
「…あ」
そう、叫ばれ、目の前の資料を取ろうとした手とそれを奪おうとしたグレンさんの手が重なった。
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