「全く、お前のせいで。だいたい、なんで俺が海鈴の仕事をしなくちゃいけないんだ。こっちは頭が痛いんだよ、邪魔ばかりしやがって」 独り言を呟きながら、怠そうに拾う姿に少し良心が傷んだ。そう、だよね。 この散らばる資料はわたしのせいだ。私が、間違って抱き付いたから。 なんか、愛しい人に抱きついて、怒られるのも複雑。胸ぐらを掴まれ、本当は"最低"と叫び逃げ出したいけれど、私にはそれが出来なかった。 ・