二重人格神様~金と碧の王~




「…はぁっ、はぁっ」


部屋を飛び出し、急いで屋敷内の廊下を歩き自身の部屋に向かう途中、わたしは海鈴さんの執務室に続く階段で腰をおろしていた。


未だに熱い身体を冷まそうと、手で扇ぐもの、全く涼しくなんかない。

か海鈴さんもアレスもグレン君も部下の皆もおかしいんじゃないか。

私はお世辞にも綺麗な方なんかじゃない。


人間界にいた頃、何年ぶりに合う年配の人に"綺麗になったわね"と、褒められることはあったけれど、それとはなんか違う。