二重人格神様~金と碧の王~



「え、どうしたの、いきなり」


「なんとなくだけどね」


「でも、それは言えてますね。最近、いのり様は綺麗になったので、見せたくないのですね」


「ま、また、そういうことを」

「私の部下も言っていますよ。いのり様が綺麗だ、と」

「や、やめてよ。恥ずかしい」


「あ!僕もそれ、聞いたよ!」

「や、やめて!本当に!わたし、部屋に戻るから!」



これ以上は耐えられない。


慌てて、椅子から立ち上がり真っ赤になった頬を抑え、わたしは部屋を飛びたした。