「冬馬先輩!つれて来ましたょ」
教室には
ソファーがあり
真ん中のソファーには
ドカッと生徒会長が座っていた
なんなんだ?
右のソファーには私の席で寝ていた人
左のソファーには一番最初に会った人が
座っていた
私も生徒会長の前のソファーに
座らされた。
「単刀直入に言う。お前、俺たちの仲間になれ。」
『は?』
何を言ってるの?
「冬馬…まずは自己紹介とこの組織の話をしないと分からないだろぅ?」
寝ていた人が言った。
それもそうだ…
何の話をしているのか
全然分からない
「…俺は柴田 冬馬 (しばた とうま)高三で生徒会長をしている」
「俺は天野 秋暮(あまの あきほ)同じく高三で副会長だよ」
寝ていた人は二つも年上だったんだ…
「俺は!瀬戸 夏樹(せと なつき)だょ!高二で書記をしてるょん!」
うざい人は二年か…
「んで、俺が篠田 春日(しのだ かすが)だよ!高一で書記してるょ」
「こんな俺たちだけどこれでも地元の暴走族なんだ」
秋暮先輩が話だした
この街に暴走族とかあったんだ
関心なんて全然ないけど
「で、樺ちゃんに俺らの姫になってほしいんだ。」
…え?
姫…?
『なんで私?』
「樺ちゃん可愛いし、周りからの情報で喧嘩強いんだよね…?」
まぁ…確かに喧嘩は強い。
男でもかかってくるから
適当に倒していく内に
強くなった。
中学の時もいろいろな族に
誘われたけど
誰かとつるむのは嫌い。
だから、私は一匹狼として
生きてきた。

