樺side

お父さん…

お母さん…

どんなに叫んでも
もぅ二人は戻って来ない。

優しい笑顔で見守ってくれたお母さん
いつも私の味方をしてくれたお父さん

二人は…

もぅいない…

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『ん…』

目を覚ますと、いつも通り目には
涙が溜まっていた。

あの日から私は
毎晩うなされていた

私は涼宮 樺 (スズミヤ カラ)
今日から城東高校に通う高校一年生

今は、アパートで一人暮らしをしている

叔母さんは私の事が嫌いだから…

早く、あの家を出たくて
叔母さん家からは遠い高校を受験した