「そんな樺ちゃんが俺たちと同じ学校って言うだけで狙われる事があるんだ。だからこれからは俺たちが樺ちゃんを守りたいんだ…」

『私…誰にも守ってもらう気ありませんから。自分の身は自分で守れます』

「お前は女だろ?女が男の力に勝てるわけねぇだろ…中学みたいな弱っちい奴らとは違うんだぞ?」

なんなのこいつ…

『あなたには関係ないでしょ。もう用は済みましたか?私急いでるんでっ…帰ります』

「ちょっ!…樺ちゃ…!」

ガラガラ〜

私は秋暮先輩の話を無視して
教室を出た。

なにょ…

私が狙われる訳ないじゃん…

てゆーか、自分の体ぐらい
自分で守れるしっ

あいつらに守ってもらうほど
私は弱くない。

私はスタスタと下駄箱に行き
靴を履き替え、学校を出た


少し歩くと、ガードレールに
腰掛けている他校の生徒がたまっていた

うわ…
最悪な奴らだ…

制服からすると
あれは、西南男子校…か
あまりいい噂は聞かない

「樺ちゃんだよねー?」

あいつがトップか…

『だったらなに?』

「噂通り、可愛いーね?」