彼女は今 どこにいるのか
それくらい分かってはいるのだ

俺はここで生まれた
その時点で全ては決まっていた

過去、今、そうして未来

彼女の心と悩から生まれた、そうして全ては既につくられていた

彼女はよく会いに来る
ただ、彼女が目を覚ました時には俺との思い出は忘れてしまうのだ

俺は覚えている
彼女はあたたかい

何も覚えていない彼女は、
そうして今から忘れていく彼女は、
それを恐れるかのように俺の腕を一生懸命抱く

そうして止まない
「会いたかった」の言葉

俺はいつでもここで待っている