彩は、双子の姉。
双子だけど、学校は別々…
私は私立の高校だけど、彩はダメだった
まぁ本人は気にしてないみたいだけど…
「音葉」
『諒ちゃん、裕樹…不法侵入』
田宮 諒助と田宮 裕樹
私の家の隣に住む…彼らも双子
私たちと同様?見た目がそっくり
中身は全然違うけど(私たちも)
二人は1つ年上
私たちとはいわゆる幼馴染み
ちなみに、彩と裕樹は付き合ってる
そして、諒ちゃんと裕樹は私と同じ高校に通っている
『あ、裕樹』
「ん~?」
『彩が愛してるって』
「いや~照れるなぁ」
おぉ相変わらずチャラいね
ぐいっ)
裕樹と話してたら腕を引っ張られた
『諒ちゃん、どうしたの?』
今、私は諒ちゃんの腕の中
「なんでもない」
「男の嫉妬は醜いぞーっと」
嫉妬??
『諒ちゃん、嫉妬してるの?誰に?』
「してねーよ」
…不機嫌になってしまった
…ほおっておこう、めんどうだし
「そろそろ時間じゃねーか、行こうぜ~」
外に出ると裕樹の髪が太陽でキラキラした
さすが金髪…
諒ちゃんは茶色と黒が混ざっている
焼けた肌にとても似合っていると思う
「音葉、乗れよ」
諒ちゃんがバイクの後ろにのせてくれる
『ありがとー』
お礼をいったら、ちょっと笑ってくれた
諒ちゃんは無口だから、ちょっとレアかもしれない
隣では裕樹も自分のバイクに乗っている
「行くぞ」