「そーですか~、1日中俺を放っておいてその上2人で楽しそうに酒なんて飲んじゃってさ~。なんでい、俺だって心配してたのにお払い箱かい?明日っから眼鏡の父さんとつるめばいーじゃねーか。」



あーもー、拗ねてんのはとっつぁんじゃねぇか

…めんどくせぇなー


そう思いながらも、放っておけないのがとっつぁんだ。



「ごめん、とっつぁん!そういう訳じゃないんだよ。ね?やっぱり俺の相方はとっつぁんじゃないとさ~」


「…ほんとか?」


片方の目に皺を寄せて疑っている。


「ほんとほんと!…えーとホラ。」


とっつぁんにこれ半分あげるから、機嫌治してよ、ね?


鞄からチョコレートを取り出して、誘惑する俺。