「────...」


目を覚ますと、視界に広がるのは見慣れない天井。

ぼやけた頭で、今の状況を理解しようとする。




「......」

「あ」

「...え?」



目を開けたままの状態でいると、突然左側から声が聞こえた。



「...土屋、蒼空...」

「......」