「え、ちょっ、春希...!」 バタバタと暴れるあたしをよそに、春希は先生に許可を得て体育館を出て行こうとする。 女の子は皆、「きゃぁ」と乙女な声をあげる。 「...最悪...」 誰もいない、保健室へと繋がる渡り廊下。 「なにが?」 すぐ近くに春希の顔がある。