曖昧プラトニック【完】






ぐりん!と視界が回転して、あたしはまたも倒れてしまった。



「絢芽ちゃん!」


カナエちゃんがやってきて、あたしの身体を抱き起こそうとしてくれたとき───。





「───絢芽!」




突然の、愛しい声。