「絢芽ちゃん!?大丈夫!?」 「......」 天井しか見えなかった視界には、突然にたくさんのあたしを心配そうにする顔が並びだした。 あぁ、あたし今...心配されてる。 きっとこれだと、男子もこの騒ぎに気づいてるだろう。 あー...この姿を春希やあいつに見られてるのか...。 恥ずかしいなぁ...。格好悪い。 「...大丈夫......」 そう言って上半身を起こしたとき。