「なんだよー。皆遅いなぁ」 「あたしたちが早すぎたんじゃ?」 「あー...」 あたしは、自分の机にカバンを置いて 春希の傍に行く。 「あ!」 「え?」 突然、大きな声をあげた春希。 「ど、どうしたの...?」 「国語の宿題忘れた!」 春希が、顔を青ざめてそう言った。 宿題...?