「絢芽、気分でも悪いの?」 春希もあたしを心配する。 「...大丈夫、本当に悪くないよ?ちょっと寝不足なだけ。心配しないで!」 「......そう?」 「うん!ありがとう。早くお昼食べようか」 「......」 あたしはなんとかその場をやり過ごして、お弁当を広げる。 花弥ちゃんと春希は、先程のカナエちゃんのように心配そうな表情を浮かべていた。