「ちょっとトイレ寄って鏡見たいからさ」 「わかった。早くしろよな?」 「うん」 「さて、蒼空も行くか!」 「またかよ」 春希は、あいつをまたも強制的に連れて行った。 「......」 あたしは、重たい身体を起こしてお弁当箱を持ち、ゆっくりと屋上へ向かった。