────昨日 『......あ、れ...』 『...』 夕焼けの中の帰り道。 土屋と一緒に目撃してしまった、春希の... あたしの好きな人の、キス現場。 『......』 あたしはただ、黙っていることしか出来なかった。 いや、それよりか頭が働かなかったのだ。 突然、目の前にあるこの光景。 ...まだ、2人の話していたときの光景のほうがマシだった。 ...まさか、キス現場を目撃してしまうなんて。