───やがて、教室に到着した。 あたしが教室に入ったと同時に本鈴が鳴った。 朝来たときには、まだ誰もいなかった教室が今はこんなにも騒がしい。 「────絢芽、おかえり」 春希がニコニコした笑顔でそう言った。 「ただいま...」 「あれ?絢芽、プリントは?」 「え...?あ!忘れた!」