そのまま、男の子はスタスタと職員室へ向かっていってしまった。 「.........」 静かな廊下に取り残されたあたしは、ただ呆然と男の子の背中を見つめていた。 なんだか、小さな一瞬の嵐が過ぎていったみたいだ。 「......」 か、帰ろう...。 本来の目的を忘れて、教室へ戻っていった。