「......」 目の前には、あたしよりも何センチか背の高い男の子。 別の学校の制服を纏っていた。 ...転校生?この時期に? あたしはなにも考えることができず、ただ目の前の綺麗な男の子に見とれていた。 そんなあたしを不思議に思ったのか、目の前の男の子は訝しげな表情を浮かべながら口を開いた。 「...なに?」 「...え...?」