「槙野ちゃんは、ギターとか弾くの?」 「いえ!全然ですよ」 「そうなんだ?まぁ、蒼空に教えてもらってよ」 「あはは」 土屋は、あたしを放ったまんまで、自分1人で店内をぐるぐる回っている。 あたしは空気かっ。 なんとなく、あたしも楽器を眺めていく。