曖昧プラトニック【完】








「えーっと、俺は神崎(カンザキ)シン。こいつとは...まぁ、古い仲ってやつ」

「よろしくお願いします」

「槙野ちゃん、蒼空はわがままで無愛想だけど、仲良くしてやってね?」

「誰がわがままだ!」

「...」



2人のやり取りは、とても微笑ましいものだった。

土屋、この人の前だと子供に見えるな。
別人みたい...。



「で?今日はなんか買いに来たの?」

「いや、ヒマだから来ただけ」

「そうなのー?買ってよー」

「やだし」

「...」