「────おぉ、ここが楽器屋さん!」 数分して、到着したのは 結構人通りの多い、モノクロ調の小さな建物。 「シンさん、こんにちはー」 土屋が、お店のドアを開けながら誰かの名前を呼ぶ。 店内は、ギターやベース、キーボードなどの楽器がたくさん並べられており、人も数人いた。 そのお客のほとんどが男だった。