『おい、今どこにいる?』 「駅前よ。駅のすぐ前!」 『はぁ?見当たんねぇ...あ、いたわ』 「もう!早く来てよ」 『わかったよ』 ブチッと乱暴に切られた電話。 「...もう、遅いっての」 そう呟くと、だんだんと聞こえてきたあの声。