「...」 静かな廊下を歩くたびに、小さく聞こえるシューズの音。 ガラっと、自分の教室のドアを開く。 「...」 「......」 すでに春希は、教室内にいた。 自分の席に座ってぐっすりと眠っている。 「......春希」 「...」 呼んでも起きない。