あの日もアサガオが咲いていた。





そしてその上に横になっている號樹の肩をガクガクと揺さぶる。




「ちょっ!號樹!これ、ワンステの出場資格の通知じゃない!」


「ちょっ!かーさん、くるし…!」




馬乗りになる形で號樹の服の襟を掴んだ彼女は、一体どこからそんな力が出てくるのかと思うほど勢いよく彼の体を揺らす。

それはもうぐわんぐわんと。


普段は絶対に見れないほど興奮している彼女の姿。


勿論その手が動くたび、號樹の首もグラグラと揺れるわけで。




(し、死ぬ…!)




若干顔を青ざめさせながら母の手を叩く號樹。だがなかなか離れない。




(まじ、やば!)




このままでは殺されかねないと、號樹は必死のアピールを試みる。

頼むから正気に戻ってくれと願いながら。