「……え?」 「どうせこの辺のホテルなんか予約いっぱいで入れないだろうし? 爽介くんも、電車通勤だよね?」 「そ……うですけど…でも、」 『ラブホなんて…』と、爽介くんは真っ赤になりながら言う。 そっか、まだ高校卒業したばっかだし、 爽介くんって、あんまりそういうの経験なさそうだもんね。 これはちょっと、いじめすぎたかな…? 「嘘、ごめん冗談…「行きます」 ───え? 「え、い、いいんだよ!? 無理しなくても…」 「してないです。」 強がっちゃって…