「やだな~、爽介くん。
冗談やめて……───っ!?」



「冗談なんかじゃないです。
───先輩が……欲しい。」




たった一瞬で、



私の視界には、天井と、



爽介くんの姿だけが映っていた。



両手は爽介くんの手に固定されて、



背中にはベッドの感触。



押し倒されたと理解するのに、あまり時間はかからなかった。




「爽介くん…?」



「先輩…」



「んっ…」




逃げることも出来ない状態で、



まずはキスをされた。




「真央さん……」




次は名前を呼ばれ、



身体中を愛撫された。