記憶喪失Girlと浮気性Boy




手を振りながらこっちに走ってくる彼を見ていた。



あぁ、やっぱり私は彼じゃなきゃだめなんだ。



実感した。



「--悠華!」


再び呼ばれて私も手を振ろうとした。