「はー、笑った笑った。優真、笑ったら俺腹減った!!」

「ん?あぁ、もうそんな時間か。朔妃ちゃん、お弁当持ってきて一緒に食べよう?」




一哉に言われて優真が時計を見てそう溢すと、あたしも時計を見た。
12時15分。え、みんなと話してる間にこんなに時間が過ぎちゃったの!?




「あたしも一緒に食べていいの…?」




あたしは遠慮がちに玲衣に聞いた。




「あぁ。取ってくるといい」




玲衣はあたしの頭を撫でる。




「うん!」




立ち上がって扉へと向かう。




「あ、そうだ」




あたしは扉の取っ手を握ったまま振り返る。




「どうした?」

「玲衣、これからよろしくね!!」




優しく尋ねる玲衣に、あたしはそれだけ言うとお弁当を取りに行った。