雷獣は猫がお好きなようです

(んー、なんか忘れてるような…。)




「あ、そうだ!」

「…どうした?」




今思い出した、というように手を合わせると、玲衣を見上げた。
今は座っているせいか、あまり見上げなくてもすんでいる。




「名前、教えて?今度会ったら教えてくれるって約束したでしょ?」

「あぁ、そうだったな。ついでにあいつらも紹介してやる」




玲衣は屋上の出入り口で固まっている5人を顎でこっちに来るように合図した。
5人はそれに従い、7人で輪を作るように座った。




「俺は東城玲衣。高2だ。鳴神の総長をやっていて雷獣と呼ばれている」




あたしの隣に座る黒髪の男が玲衣。
昨夜公園であのピアス男から助けてくれた人。
助けてくれたって言ったら語弊があるのかな?まぁ、とどめを刺してくれたのは玲衣だし、一緒か。




「昨日は助けてくれてありがとう、玲衣」

「…いや」