雷獣は猫がお好きなようです

ん~、今出て行ったら鉢合わせになるよなぁ。
いや、ここにいても一緒だよね。ど~しよ!!




どうしようかとオロオロしていると、扉が開いた。




「…………」

「…………」




あたしはしばらく真っ赤なふわふわの髪に黄色のカラコンのパッチリな目にブレザーの下に黄色のパーカーを着ている可愛い系の男の人と見つめあっていた。
あれ?デジャヴ?




(…うわ、女の子並に可愛い…。ホントに男の子…!?)




「女?由紀、なんで女がここにいるの?」




彼はインテリ系の男の人を由紀と呼び、ニコリと笑みを張り付けた。




「知りませんよ。こっちが聞きたいくらいですよ」

「あ、朔妃!?なんでここに!?」




可愛い系の男の人の後ろからヒョコっと薫が姿を現した。




「風が気持ちよさそうだったから来たんだけど、いけなかったみたい」




肩を竦めて困ったように笑うと、ニコニコと笑みを張り付けている彼が口を開いた。




「当然でしょ?ここは鳴神の幹部しか入れないんだから」

「知らないわよ、そんなこと。今日転校して来たばかりなんだから」




軽く喧嘩腰になりながら笑みを張り付けた彼と言葉を交わしながら睨み合う。