「朔妃はなんで不良の集まる鳴高に転校してきたんだ?」
「兄さんが、ここなら知り合いがいるからって。あとは反抗期かな」
「…ははっ、やっぱり朔妃は面白いな!他のやつのこと聞いてきたりしねぇし」
「他のやつ?誰のこと?」
「…え?マジで知らねぇの?鳴神のこと」
鳴神?
「知ってるわよ、それくらい!日本史に出てくる雷神のことでしょ?」
あたしは自慢げに言ってやった。
飛び級者を舐めないでよね!
「やっぱ知らねぇんじゃん…。鳴神ってのはこの街を本拠地とする全国No.1暴走族のことだよ」
……………。
「……暴走族?あの特攻服着て鉄パイプを振り回してバイクをブンブン鳴らしながら走るあの?」
「他のチームはどうか知らねぇけど、鳴神は武器は使わねぇよ」
「そ、そうなんだ…。」
なんか自慢げに言った自分が恥ずかしい!!
穴があったら入りたい!!
あたしは顔を赤くして俯いた。

