雷獣は猫がお好きなようです

「マジで職員室どこぉ…?」




あたしは誰かいないかと中庭を見渡すけど、やっぱり誰もいなかった。




(しょうがない、戻ってまた探すしかないかぁ…)




そう思ってあたしが踵を返した途端、




「バインダー!?」




ビクゥゥッ!!




「っうにゃぁ!?」




(バインダー?いきなりバインダー!?)




いきなりの叫び声に吃驚してあたしは変な声を出してしまった。
ちなみに、これはあたしの癖で、昔からビックリしたりすると変な声をだしてしまう。
兄さんは猫みたいだって笑ってた。




あたしは恐る恐る後ろを振り返った。
中庭の隅のほうにある桜の木のすぐ側に金髪のウルフヘアに赤のカラコンをした男が座っていた。
さっきの意味不明なことを言った人はこの人みたいだ。